2型糖尿病が始まってしまいました

2型糖尿病が始まってしまいました。自分の記録として40代後半にして初のブログに挑戦です。

まだまだ歯科治療(もはや歯科ブログ)

ずっとやって貰っている奥歯の根管治療。
そろそろ終わりが見えてきたー!と先生も私もホッとしようかな、という治療の時でした。


先生が「あ…」
私「(心の声:なに?なになに???)」
先生(無言で処置を続ける)
~治療後~
先生「pekeさん、映像でお見せしますが・・・感染部分をレーザー、マイクロスコープでやれる限り除去しました。これがその映像です。」
先生が治療の録画映像を見せてくれました。
そこには、感染部分をゴッソリ削って貰って薄くなったけど、黒い部分がなくなった私の歯が。
先生「ここに斜めの線が見えますね。これが破折部分です。」


あちゃー!
以前、先生が膿が多いので破折しているのかも知れないと心配していた話もブログに書きましたが;

「膿がなかなか取れない部分が、歯根破折を起こしている可能性があるそうです。
歯根破折はレントゲンで写る場合もあれば、写らない場合もある。
私の場合はレントゲンやCTでは破折は確認できないし、先生が治療中にマイクロスコープで見ている範囲内では破折は確認出来ないけれども、膿の多さから少し疑っているようです。」


その先生のカンが悪い意味で的中。
頑張って治療して頂きましたが、歯根破折を起こしていました。
先生がトータル的に口腔内を見て、今回治療している奥歯の左右対称となる反対側の同じ位置の奥歯。
これは前回の治療で、ミルキーで取れちゃった歯のクラウンを付けて貰う際に、クラウン下及び歯の周囲ぐるりと黒い虫歯になっているのを見つけて頂いた歯です。


その奥歯(ミルキーの奥歯)は先生の見立てでは残念ながら抜歯になってしまう可能性が高いと考えているそうです。神経無いので痛くもかゆくもなく、歯の揺らぎも全くないのに抜歯とはー涙涙涙


で、ミルキー奥歯が抜歯の可能性が高いので、もともと治療してたこちらも抜歯になると左右どちらも無くなってしまう。
今回の歯は破折しているが、MTAセメントも入っているので、次のトラブルまで温存しませんか?とご提案頂きました。


「既に抜髄してから長い歯ですし、小さくても破折しているのでどうしたっておそらく長持ちはしないでしょう。でも、今すぐに抜歯しないでも、次にトラブルになった時に抜歯すればいいと思います。」
MTAで延命させる治療は普通はしないし、先生のご経験でも果たしてどれくらい持つのか?予測がつかないそうです。
先生としては、もう瀕死の歯をなるべく長く残すためにも、素材の柔らかいグラスファイバー&金歯を勧めたいけれど14万円以上のお金がかかります。
今回はとりあえず保険の歯を入れて、次のトラブルで抜歯になった際に入れ歯なりインプラントなり考えるという事もできます、と。(最も奥の歯なのでブリッジはオススメできないそうです。)


一度考えて次の治療で決めることにしました。


あれこれ検索しましたが、私のようなケースは殆どなく参考になりませんでした(笑
まず、歯根破折は抜歯になるのが普通。
まれに破折の歯を修復できるケースもあるが、その場合は一度抜歯して接着剤で破折部分を修復し、再移植して定着させる治療法もある。


私のように根管治療のMTAセメントで延命させるというケースは無いようでした。
参考になるケースもなく、超超悩みました。
14万円は今の私にとっては大金です。
今の私では14万円稼ぐのに2か月以上かかるのです。
ずっと持つ歯にお金をかけるならともかく、いつダメになってしまうのか分からない歯です。


次の予約まで2週間、悩みまくりました。
ググっても何の情報もないのでネットの二者択一占いまでしました(笑)


結局、金歯を入れて貰う事にしました。
いつまでもつか分からないけど。。。ミルキー奥歯が抜歯不可避なら、やっぱりこちらは可能性のある限り残しておきたい。ダメになる日まで・・・


話が少しずれますが、現在、「歯生え薬」が研究されています。

早ければ2024年には先天性無歯症の患者を対象に治験を開始し、2030年の実用化を目指すそうです。
もちろん「早ければ」なのでこれより遅くなる可能性は大ですし、一般の虫歯患者に適応されるのはいつのことになるか分かりません。
そもそも、研究がとん挫する可能性もあります。


日本は基本的に新薬の承認は遅いです。

海外で承認されていながら日本では承認されていない薬とのラグを通称「ドラッグラグ」と呼び、問題とされるも殆ど解消されないまま今に至りますが、ドラッグラグよりも危惧すべき(と私が勝手に思ってる笑)問題は、
「海外で先に承認している」例がなければ日本の規制当局は殆ど承認しません。
理由は色々あるみたいですが、薬害エイズの件から日本初の新薬は承認されなくなったという考えが一般的のようですね。

上記記事より抜粋
 ── 日本で新薬の承認が進まない理由とは?
 手代木 日本の製薬企業が欧米の製薬企業の開発スピードに劣後したという点はもちろんあり、忸怩たる思いがあります。一方で、審査という面で見ると、かつての薬害エイズ訴訟の際に、当時の厚生省の方々が個人訴追をされたことが尾を引いていると思います。1つの審査を丹念に行って、公として答えを出しても、後日何かが起きれば個人として訴追されるのであっては、審査する側が躊躇するのは当然です。
 一方、FDA(米食品医薬品局)は約1700件の訴訟を抱えているそうですが、全て対FDAで、個人訴追は1件もありません。今のままでは、日本では、国民のためにリスクを取って薬の研究開発を行い、それを審査・承認していこうというところに進んでいくのは難しいと思います。この問題は国会も含めて議論していただきたいと思います。


塩野義の社長もこうおっしゃっていますが、塩野義とは無関係の製薬会社に勤める知人複数も、新薬の承認が全くできなくなった、そもそもPMDAが薬害エイズ後に日本初の新薬を承認せずに長年経過し、日本初の新薬をちゃんと審査できる叡智が先輩たちから受け継がれてなく、承認できる決定を下せないのでは!?と嘆いていました。
まー私などは日本初であろうと海外発であろうと、お薬や新たな治療のの恩恵を受けられればそれだけでいいのですが。。。(製薬会社の友たちよ、ごめん)


日本の臨床研究が先行してこの治験を行って実用化を目指したとしても、日本が先行している限り実用化は難しいのかな。。。
夢の「歯生え薬」実現してー!
それまで金歯で頑張るから!