2型糖尿病が始まってしまいました

2型糖尿病が始まってしまいました。自分の記録として40代後半にして初のブログに挑戦です。

7~8年前に謎の病で苦しんだ長~い昔話

まだ私が正社員で働き、子が保育園に通っていた頃の話です。
当時は正社員という事もあり、時短勤務扱いの私も残業をせずには居られない社内状況でした。


我が家の家事育児は基本的にワンオペで、私としては非常に忙しい毎日。
仕事がまだ残っていても保育園の預かり時間の都合もあるので、とりあえず家に帰って家事育児をこなし、子の寝かしつけの後の夜中に仕事の資料に目を通したり、必要な知識の勉強をしたり自宅でできるような仕事をしたりしていました。
当然睡眠時間はあまり取れず、だいたいいつもストレスでイライラ。
そして、いつも疲れて眠くて調子が悪い状態がずっと続いていました。
今と比べてずっと若かったのに、免疫が低かったのか風邪なども現在より引きやすかったです。



ある日、なんかお腹痛いなーって思いました。
でも、女性なら大体そうだと思うのですが、訳も分からず下っ腹が痛い時ってよくあるじゃないですか。女性特有の訳の分からない痛みかな、ほっとけば治るだろーと思ってました。


だけど、日ごとに少しずつ痛みが増してきました。
当時は繁忙期で病院に行く時間も惜しかったです。
子が生まれる前は、病院や歯医者は会社を抜けて行って、また戻って仕事できました。
仕事が多少溜まっても、帰りを待つ人なんていないんだから終電まで仕事出来ました。
(厳密には主人が家にいますが、私を待ってる訳ではないので笑)
好きなだけ残業できれば病院に行きたいけど、子供を迎えに行かなきゃいけないから、病院なんかに行ってたら仕事が余計に回らない。
あと1週間くらいで一番忙しい時期を乗り切れるからそれまで我慢しよう。


そう思ってたのに。
その日も朝、今までのように「痛い。。。痛いわあ。」と思いつつ出社しました。
昼休みも「痛いわー」と思いつつシッカリお昼を買いに行って食べました。
夕方になるとかなり我慢し辛い痛みに成長していました。
もう耐えられない。
業務のリーダーに、申し訳ないが定時で帰らせて欲しい、至急の案件が来たら後をお願いしますと頼んで、定時で帰りました。
あまりに痛いので会社の近くのクリニックに行きたかったけど、16時ごろ閉まってて間に合わない。19時までやってる家の近くのクリニックに行く事にしましたが、もう歩く1歩1歩がズンズンと体の芯まで痛い。


恥ずかしいなんて気持ちもどこかへ行き、手すりにつかまりながら、何とか電車に乗り家の近くへ。
どうしてお腹が痛いのか分からなかったけど、下腹部が痛いと感じたのでまずは婦人科へ。
その場で検査して貰ったけど、婦人科領域では異常がないとのこと。
私があまりにひーひー痛がる様子を見て婦人科の先生は「早く、内科が閉まる前に内科に行った方がいいよ、今すぐ。」
えーでも走るなんて絶対できない、ソロリソロリ狂言歩きするだけで激痛いんですけど。
しかし近くに内科のクリニックがあったので何とかたどり着き受診。




内科にて
熱は大したことない(37.5度)ねー、お腹痛いんだ。
何かに感染しちゃったのかな?と、先生。
レントゲンを見ても「特に異常は無さそうだな。お腹の痛みといえば腹膜炎だけど、腹膜炎だとレントゲンに写るし、激痛でこうやって歩いて受診なんてとても出来ないから違うしなあ。」
採血しましたがすぐに結果は出ないので、とりあえず抗生物質貰って帰りました。


子どもを保育園に迎えに行き、自転車の子乗せシートに乗せようとしましたが、「抱っこして!抱っこで帰る!」とぐずり始めました。
お腹に力を入れると激痛なのでとても抱っこなんて出来ない。
自転車を支えてるだけでも痛いのに。
私「ママお腹が痛くて抱っこできないの、自転車に乗って。」
子「やだ!抱っこ!!」
このやり取りが何度も続き、駄々をこねて暴れる子の手や足が下腹部に勢いよくぶつかる。
脳天まで突き抜けそうな痛みと共に、一瞬意識が飛びそうになるけど頑張って気を確かに持つ。


私はこの子を連れて家に帰らなくてはいけない。
私がここで倒れてしまったら、子はどうなっちゃうの。
若い美しい女性が倒れるならともかく、疲れ切った病んだデブで冴えないおばさんが倒れてても助けて貰えないかも知れないじゃない。
しかも、うちのアホの子はママが倒れても心配して寄り添うような子じゃないから。
手を繋いでないと、アホの子はどこかへ走っていなくなってしまうかも。


瞬時にこれだけのことを考えて、何とか気力を振り絞り、子を宥めて宥めて自転車に乗せて何とか帰宅しました。



幸いにも金曜日だったので、翌日土曜は家で「お腹いたいわー」と思いつつ寝ていました。
眠いわけじゃないけど、体を起こしているとしんどいのでベッドの中で丸まってました。
土曜夕方ごろ、携帯に見知らぬ番号から着信。
昨日受診した内科クリニックの先生からでした。




先生「pekeさん?生きてる?さっき血液検査の結果が届いたんだけどビックリしちゃったよ。CRPが23あってね、白血球が12000超えてるの。」


私「はあ。」(それって良くないって事なのか?)


先生「うんとね、CRPは炎症の数値なんだけど、風邪をこじらせた人で1位で、普通は1未満でもっと低いはずなの、なのにアナタ23もあるの。白血球も12000なんて異常だよ。」


私「はあ。」(やっぱ良くないって事だよね?)


先生「CRPはね、20を超すと非常に良くない。30あったらもう命が危ない位だよ。今頃pekeさん救急車で運ばれてるんじゃないかと電話してみました。昨日薬出したけど、こう酷いと飲み薬だけでは間に合わないから。抗生剤の点滴をするからなるべく早く来てください。本当は入院した方が安心だけども、大きい病院に紹介状書きますか?」


私「いえ入院はちょっと。すぐ行きます。」(歩くと痛いんですけどーーがんばろ)


歩くと痛いので自転車で行きました。


チャリで来て、クリニックの前に自転車停めてる姿が院内から見えていたらしく、
先生「けっこう元気そうに見えるのに23でビックリ。」
私「痛いの我慢してれば歩けるし動けるんですけどね。」
割と長い間点滴をして貰いました
先生「飲み薬は処方通り飲んで下さい。あと、こんな数値では明日も点滴しないとダメです。明日は日曜で休診なんだけどおいで。」
私「えっいいんですか」
先生「明日も点滴しないとアナタ危ないよ。月曜からも毎日点滴しにきて。それから今夜閉院後に自分で危ないと思ったら救急車呼びなさい。」


さらに翌日の日曜日朝、指定の時間にクリニックに行くと白衣は着ていますがその下はスポーティな服装をした先生が私だけのために来てくれていて申し訳なかったです。
待合室には、先生のお子さんがパパ(先生)が仕事終えるの待っていて、終わったら遊びに行くようでした。
いや、本当は朝からお子さんと遊ぶ予定だったんですよね。申し訳ない~。
看護師さんは来ていないので先生が全てやってくれました。


私「明日月曜は夕方でいいですか」(仕事の帰りに行こう)
先生「今日の朝から明日の夕方まで時間が開き過ぎる、アナタ数値すごく悪いから朝に来て抗生剤入れた方がいいと思う。明日採血して数値確認しましょう。」


仕方なく、朝はフレックスで遅めに行く事にして、点滴して貰ってから会社に行きました。
相変わらず、1歩1歩歩く度に、ズンズンとした痛みが体の芯まで響いて辛かったです。
最初の数日はとにかく痛かったです。
火曜日からは会社を定時で出て帰りに点滴しました。
毎日点滴するので、看護師さんが左右適当に変えながら針を刺してくれるけど「そろそろ刺す場所無くなってきちゃったわね 笑」と笑ってました。
同じ場所から何度もさすと、だんだんとそこが弱ってきて、そこからは刺せなくなるそうです。
血管が弱ったせいで刺した後が内出血するようになってきて、それが何か所もあって見た目的に汚かったですが、長袖の季節だったので目立たずに済みました。


点滴を初めて数日後から、痛みが日に日に少なくなっていくのを感じました。
翌週の日曜日も、先生がわざわざ出てきてくれて抗生剤の点滴してくれました。
採血は2日に1回位していました。


そんなこんなで、2週間ほど過ぎたあたりでしょうか。
先生「だいぶ良くなってきたなー。もう点滴終わりにしていいよ。飲み薬は続けて。薬を飲み切った頃にまた来て下さい。」


私「点滴しないで済むんですねーーこれで会社早退しないで済みます!」(正確には早退じゃなくて定時帰りだけど)
先生「えっ 会社行ってたの?」
私「はい。」
先生「入院レベルで危ないって言ったでしょ!!!安静にしてなかったの?」
私「えっ 休業必要と思わなかったので…仕事忙しいですし。」
先生「よく毎日会社行けたね?我慢強いんだね。何事も無くて良かった。」


私(心の声)しまったーーー堂々と病欠で休める機会を逃してひーこら言いながら仕事してたーーー 



だけど治ったんだよ、私。
晴れやかな気持ちで家に帰り、その日は穏やかに過ごせました。


そして穏やかに過ごせた翌日会社に行くと。
同僚たちが殺気立っていました。
私が点滴の為に定時で帰るので、そのダブついた仕事を吸収されられている同僚たちのストレス値が高まっていました。
多分、数日前からこうだったのでしょう。
だけど自分の腹部の痛みに気を取られて周囲のムードに気づきませんでした。
子を保育園に迎えに行った帰り、地元の美味しいケーキ屋さんの焼き菓子をみんなに買って帰りました。


翌日、みんなにお菓子を食べて頂きました。
みんなニッコニコ!!


女子ばっかりだもんね、スイーツは職場の雰囲気を変えるパワーを持っている!


ちゃっかり自分の分も買ってみんなと一緒に食べました。
こういう生活が後の糖尿病につながっているんだなー



数日後、薬を飲み切り受診し、治療は終了しました。
夜、安堵しながら寝床に入り気づきました




結局何だったのか聞いてねえ!!!!




何だったんでしょ?


最後まで先生からは診断名を聞けませんでした。


どこかで何かに感染していたという事だけ。。。


でも2回もわざわざ日曜日に出てきてくれた先生には感謝感謝です。



昔の、謎の感染症の話でした。
これをきっかけに?自分の体調について今迄より少し真面目に考えるようになりました。





イオンで見つけた!
アマゾンでも売ってますが箱売りなのでまだ手を出せていませんでした。
アマゾンよりお安い、198円で売っていましたよ♪